アイマスについていけない。悔しい

うーん、まあアイマスも息が長いので今から無理に全乗っかりする必要もないかとは思うんですが(ニコマスですらもう3年か・・・)、結論を先に述べますとまずはアイマスSPプレイしてみればいいんじゃない?って話です。
もちろん最初はアケマスを勧めたいのは山々ですが、何せ筐体の数が・・・(汗
いきなり箱ってのも、箱持ってない人にはやっぱり敷居が高いですしね。(箱持ってる人はアイマスツインズ買ってね☆)
とりあえずここはバンナムが新規獲得に意欲的に乗り出してるアイマスSPから素直に入ればいいんじゃないかと。もしアイマスあかんわーと思ったらモンハンでもやったらええねんw
次、アイマス面白いなーと思ったら次はラジオとCD。CDは数が多いので、まずは現在リリース中のM@STER SPECIAL(MS)シリーズだけ買えばいいんじゃないかな。ドラマCDが欲しければEternal Prismを。
ラジオも何だかんだで長くやっているので最初は取っ付き難いかと思いますが、アイマスSPにハマれるのであれば1ヶ月もすれば立派な中毒者になれると思います。

以下アイマスの何が面白いのかと基本ネタ、という話で長々文。

アイマスの楽しさはやっぱり愛ですよ、愛。
キャラを愛し、歌を愛し、中の人を愛し、キャラ愛に戻る。この無限機関ね。他のゲームに無い部分は、多分"中の人を愛し""キャラ愛に戻る"部分だと思う。
とは言え一般的に中の人が蔑ろにされているという意味ではなく、中の人もアイマスを愛し、スタッフはその両方を愛し、その結果がキャラへあるいはファンへと確実に戻ってくる。このループがとてもしっかりしているんですよ。いっそ絆と言っても良い。
特にアケマスからのユーザは、中の人と一丸となってアイマスを盛り立てて来たという自負がありますからね。その愛情たるや、月に1万2万小遣いがぶっ飛ぼうがまったく揺らぐ気配を見せません。
これこそまさに"アイドル"。アイドルマスターは、おそらく史上最も完成された二次元アイドルを生み出しました。アイマス成功の秘訣は間違いなくこれに尽きるかと。
アイドルを偶像と呼ぶのなら、テレビの向こうの人間だろうと、紙に描かれた絵だろうと、3Dポリゴンだろうと同じなんですよ。ゲーム画面で単にポリゴニズムの女の子が動いているのではなく、自分がコレと見定めたアイドルが歌って、踊っているわけです。楽しくないはずがない。
さらにアイマスの恐ろしいところは、そのアイドル観をそのまま中の人に繋げてしまうところ。こう言っては何ですが、中の人に知名度の低い声優を選んだのは間違いなく当たりだったかと。(注:アケマス稼動当時はくぎゅもキングも知名度は低かった)
やはり中の人の色や、ファン層が完全に固定されたところに新しく我が物顔で入り込むと空気嫁って話になりますからね。その点、アイマス声優の面々はファンがアイマス層で大体固定され、"その声優のファン"へと自然に溶け込めることが出来た。
アイマスにハマれば、自然と中の人のファンになってしまう。良く出来た罠ですねw
私としても未だに不思議なのは、別にキャラと中の人が完全に一致するわけではないのに(特にJPYな人とかw)何故ここまで中の人に惹かれてしまうのか。アイマスヲタってやっぱ声優ファンの素養があるのかねぇ……。アイドル声優の歌う歌に違和感無く馴染める、というのは確かに大きな素質かもしれませんが。
中の人にハマる=CDやライブの成功ってのはもう約束されたも同然ですね。アイマスがただの2次元で終わっているようならば、中の人の写真だけを取り上げたFlashがバカ売れしたりはしないでしょう。
そうこうしている内に、アイマスはファンの人生にがっつり食い込むことになりました。それは2クールの間だけ激しく燃え盛る一過性の情熱ではなく、決して消えない種火となって燃え続ける静かな情熱。DLCやライブといった風が吹き込まれれば忽ち激しく燃え上がるような、強い種火なのです。

さて、話がキモくなってきたところで閑話休題。
アイマスにゲーム的な面白さとか価値があるのは、アケマスとSPのストーリーモードだけだと思っています。実際、重患者を自称する人間の殆どはあんまり箱マス、L4Uやってないと思います(笑)
私も箱はせいぜい全キャラ1回(美希は2回)ドームエンディング見たくらいかなぁ。L4Uなんて悲惨ですよー。
DLCを考慮すると、掛けた金額に対してのプレイ時間の少なさで言えば発売日当日に地雷踏まされて1時間で売ったクソゲーをも遥かに上回ることでしょう。
アイマスヲタがここまで金を掛けることに躊躇が無いのは、やっぱりアケマスがあってこそではないかなぁ、と思います。
アーケードはとにかく高い(ゲーセン的には安すぎるんですが)値段設定だったこと、そしてアケマス撤去の波をくらって、自分達の"アイドル"がひっそりと消えてしまう恐怖を味わったこと。箱マス発売当時、金銭感覚の麻痺した儲どもがアイマスの火を絶やすまいと必死にDLC買いまくったんですねー。バカですねー。
そこで登場するのがニコニコ動画という追い風。
色々衝撃的だった美希のコミュ動画に始まり、ノーマルPVが上げられ、とかちが生まれる。比較的削除に強いゲーム動画ですが、バンナムの黙認を得てアイマスの認知度は一気に高まっていきました。
あ、余談ですが、個人的にニコマスって言い方はあんまり好きじゃないです。ニコニコだろうとアイマスはアイマスだろjk……。ニコニコ動画上のアイマスは確かに一線を画す感じはありますけどね。あんまり明確に分けて欲しくないなぁ、と。だって、私たち(ry
まあ固有名詞としてなら使う時は使うけど。
そんなニコマスでよく語られる技術云々の話は箱マスの時代へちょっと遡ります。TGSで初披露された箱マスの映像は、アイマスヲタの度肝を抜きました。
アケマスの映像技術はPS〜PS2レベル。決して突出したものではありませんでした。
ところがどっこいそこは次世代機の世界。触れそうなほどの質感、自然に流れる髪、跳ねるリボンやアクセ・・・1からモデリングされ直したアイドル達の晴れ姿は、アケマスヲタを一瞬で虜にしてしまいました。
そりゃもうね、腕に当たっても貫通するだけだった髪の毛が、やよいの腕に従って持ち上げられて滑り落ちる様を見たら誰だって勃起しますよ!(爆
分からない人にはなかなか伝わりづらいですが、あの精度で10人ものキャラを動かすのは、絶好調のイチローを三球で三振に封じ込めるくらいの神業なんですよ。
まさに開発者のオナニーとも言うべきこだわりを持って再生したアイドルマスターは、ニコニコ動画との相性も完璧でした。
ただPVを作るだけじゃ物足りない。もっと動きを、演出を、真美を出せ、雪歩を3人で、5人でステージを組め……そうして日進月歩で出来上がったのが今現在のニコマスであり、その技術力なのです。
箱マスの綺麗さが知りたければアケかSPをプレイし、ニコマスの技術力を知りたければ初期のニコマス動画を見てみるといいかと。
一流のニコマスPは、まるで開発ソースを持っているかのように自在にPVを作っていることが、そしてその恐ろしさが分かると思います。自作衣装とかどんだけだよ……。

最後に、アイマスが凄いのは分かったけど、今更ネタについてけねーよって人のために。
私もネタの全てを押さえているわけではないですが(特にニコマス関係)、ある程度知っておけばいいんじゃない?って感じです。
ただまあ、大体どんなジャンルにも言えることですが、ネタなんてそんなにたくさんあるわけじゃありません。ベテラン芸人の持ち芸だってそんなに多くないでしょ?あれと一緒。
分かんなくても分かった振りして「wwwwww」とかコメントしておいて、後でこっそりググるのは基本です基本。知らなきゃ覚えていけばいい。それだけの話でね。
以上!