遅くなりましたが続きを更新。
後半期、とくに最近のお話はあまり追加で語ることがないかもw

それでは後半14話から25話まで。
【第14話】
灼熱のように強く印象付けられた13話から日常へ戻ったわけですが、もうそこは前半期の日常とは打って変わった別の世界。
事務所でダラダラしながら細々と仕事をする彼女たちではなく、少し成長し、プロとして、アイドルとして、仕事に励む彼女たちの姿に心打たれました。
そして早速いでましたるは961プロの影。途中から急転直下で話を転がすのではなく、後半期はただ可愛いアイドルを愛でるだけじゃダメだからな、とスタッフから気を引き締められるような展開も含んでいました。
それでも765プロのアイドルたちは進んでいく。その力強い姿に安心などを覚えつつ。
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・後半期は売れっ子アイドルになったため、中吊り広告や週刊誌の見出しにアイドルが描かれているカットが非常に増える。どれもネタが細かく作りこまれているので見ていくと楽しい。
・1話では席を譲って立っていた春香さんだが、14話では疲れのためか眠ってしまっている。
風景などの目に見える違い以外にもこういう変化が。
・巨大な765プロポスターの前を変装して歩く春香。印象的なシーンだ。
・すでに、春香が事務所に来ても誰もいない状態。当時は嬉しい変化として捉えていたが、今となっては・・・(´;ω;`)
・「みんなが事務所にいなくて寂しい」とは小鳥さんの談。素直に口に出せる分、大人として割りきれているのかもしれない。
・新OP。個人的には歌も映像もCHANGE!!!!の方が好き。
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・OPで響・あずさ・律子が走りこんでくるシーン。響がさっさと前に走り去るのに対し、あずささんは後ろに消えて行く。こんなところでもちゃんと走力の差を表現しているw
・真のことだから「カッコいい変装をすればバレないはず!きゃっぴぴ〜ん!」とか考えていたに違いない。
・響の変装はまず職質をくらうだろw
・雪歩の読んでいた舞台台本は「コゼットの恋人」。この頃から色んな舞台を中心に活動していたと思われる。貴音と台本を読み合わせているようなカットもあったので、一緒に出演したのだろうか。
・美希と伊織の恋の対決開始・・・と思いきや特にそんなことはなかった。
・満面の笑みとは行かないが、写真撮影では千早も自然な笑みを浮かべている。ちゃんと変わっているのだ。
・渋谷駅前の交差点に「Trickster」「アオイイロ」の広告。スタッフに水樹奈々ファンがいたか?
・背が低く見えるトイレ君でも春香さんよりは背が高い。
・黒井社長が765プロに仕掛けてきた理由を「目立つほど急成長した」からだと善澤さんは言ったが、「高木社長が恨まれているから」と言わなかったのは言葉を濁したのだろうか。
しかし黒井社長との確執はここで説明しているし、765プロじゃなくても961プロの脅威になりそうであれば黒井社長が座視するとも思えないから考え過ぎか。
・逆らいがたい圧力に対して搦手なしで堂々と立ち向かうという決断は非常に勇気のいることだ。バネPの正義心の強さが伺える。
・やよいの「いおりちゃん」の呼び声がたまんねぇ。
・円陣の掛け声は春香の役目。亜美(真美)が言った通り、それがみんなの共通認識になっている。
余談だが、揶揄から始まった「春香エンジン」という呼び方が存外気に入っている。そう、春香さんは765プロのエンジンなのだ。
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【第15話】
問答無用のスタッフお遊び回。
シリアスな話が多い後半期において、ギャグ成分を一手に引き受けてます。
ただ、この生っすかサンデーが面白ければ面白いほど視聴者にとっても23話が辛いハメになるわけで・・・そういう意味ではスタッフ許さない(´;ω;`)
しかしアニマス2があれば是非このノリで1クールぐらいやって欲しいものであるw
すでにアニメデビューを果たしているので基本的なネタは広く浸透したことですし。
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・何でマラソンでクラウチングスタートした響。
・劇伴のリズムに合わせて揺れるあずささん可愛い
・中継が乱れた時に見える数字と記号だけの謎のカット。元ネタはあるのだろうか。
nmskは生っすか?imas、im@sのアナグラムも隠れている。
・きゃっぴぴぴぴ〜ん!ペロッと舌を出すのがウザいw
中学生女子に全身タイツはエロすぎっぞ!
・熊出没注意の看板。有名な熊カレーの絵であるw
・左右から話しかける亜美真美にちゃんと目を合わせて耳を傾けるお姫ちん。流石である。
・二十郎ラーメンのモデルは二郎旧三田本店。
・「楽しいよね!こうやってみんな一緒に番組やってると」春香・・・(´;ω;`)
・亜美真美はおさげを外しても前髪の方向と後ろ髪が違うのですぐ分かる。似ているようでちゃんとデザインが変わった双子。
・やーいやーいつるぺたバンザ〜イ!は中の人のアドリブ。ひでぇw
・撃破されたリッチェーンのボディに何か刺さっている。なんだろう。
・真改造計画の間笑いをこらえている千早の顔www
・やよいちゃんがんばれー
多分スタッフがわざとルビを振らない文を渡して読ませるお約束だと思ったんですがどうか。
・ゆきまこの絡みは本当に貴重だったのだろうかw


【第16話】
色々と語り草になる16話。
他回に比べて極端に水準が低いという訳でもないので、製作スケジュールに問題があったということもなさそう。監督、脚本、コンテ、作画、演出の連携が上手くできていなかったのだろうか。つくづく、アニメとは共同作業なのだと思わされる。
しかしながら、内容はテーマを鑑みれば秀逸の一言。
アイドルとして売れることに伴う日常の変化、そして家族との絆の危機。実はアニマスのテーマに一番近い個人回だったのは響なのである。
響もペットたちも家族に対する愛を失った訳じゃない。それでも、注意しなければ絆は容易に綻びをみせてしまう。そんな危うさを描いていた。
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・千早の過去の夢。離れる手と手。事故の状況から考えて、優と手を繋いでいたのは両親のどちらかだろう。ゲーム原作では千種さんだったが。
・響は家が近所・・・と思わせて、響はいぬ美の散歩で凄まじい距離を移動するのでその辺りは不明。
・飛び出せ動物ワールドはいぬ美もレギュラー。プロデューサーは毎回大変だっただろうw
・ぶんぶか首を振る響の頭の上にいて目を回すハム蔵が可愛い。
無用心さで響の右にでる者はいない。
・車の作画は酷いが、バックからドライブにギアを切り替えるSEと間はちゃんと作ってある。
・APが木星をゲストにねじ込んで、偶然メインMCがいなくなって、APが木星をメインMCに使おうと主張。状況証拠としては完璧すぎるなぁw
・ハム蔵ビンタ。ハムスターの矜持があるならせめて噛め。
・崖に思いっきり背を預ける響。髪が汚れるぅぅぅ。でもそれを気にしないのが響らしさか?


【第17話】
監得回。
アニマスのテーマというより、キャラの魅力に焦点が当てられていた感あり。監督の好みに合わせて状況がお誂え向きに流れていった気がするw
それくらいこの回のバネPはセリフ回しに監督が降臨していた。
真に膝枕をさせなかったのはせめてもの良心だろうw
とは言え、真の魅力としては私自身が思っているより完璧に、解りやすく、立体的に描かれており、その愛の強さにただただ舌を巻くだけであった。
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・バネPから春香さんへの目配せのテンポが素晴らしい
・黒井社長は悪巧みをバラされそうになって慌てて出てきたんじゃないかと邪推w
・25話で運動神経には自信があると言っていたバネP。ゲームにも生きているのか?実は何気に万能イケメンであるw
・週刊誌に素っ破抜かれても、アイドルが遊園地で遊ぶのにプロデューサー(マネージャー)が付き添うくらいなら言い訳はいくらでもできそうな気がする。
・真が王子様なのは、何もカッコよくあることを求められているからだけではない。本人の正義心が強く、弱い者を見たら守らずにはいられないのだ。
・どこかの誰かをお姫様にする、のは普通当然男性アイドルの役目である。木星はその務めを果たせていたのだろうか。
・まだこの頃は収録後にデートするくらいの余裕はあったんですね。美希や亜美真美も事務所に帰ってきている。
・真はきゃっぴぴぴぴ〜んをやめてEDイラストのような方向性で行けばちゃんと美少女なのに・・・。
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【第18話】
復ッ活ッ!秋月律子復活ッッ!
非プロデュース化で激震の走った竜宮小町を上手く生かしていたアニマスですが、律子の気持ちもファンの気持ちも否定することなく、またアイドル秋月律子の復帰の可能性も否定せず、上手く原作組にその答えを見せつけてくれました。
アニマスに魂を救われた竜宮小町Pは多かったのではないでしょうか・・・。
いえ、雪歩Pの自分としても嬉しかったです。これは。
あとアニマス25話の中でも一番エロいカットが多いと思う。
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・あずさの欠席でスタッフに頭を下げる律子。961プロと違ってスタッフともちゃんと連携を取る。
・元のセトリをよく見ると、最年少の亜美だけは絶対に曲が連続しないように組んである。律っちゃんは優しい。
・美希がここで覚えていた新曲はrelations。中島屋CMの仕事はすでに決まっていたものと思われる。
・美希の言葉を聞いて雑誌に目を戻したバネP。自分が出る幕ではないこと、美希に任せておけることを心得ている。これもまた信頼だ。
・演出上の制約とは言え、俺がプチピーマン氏なら律っちゃんが出てきた時点で「うおおおーーー!律っちゃああああああああああああん!!」って叫びながらサイリウムガン振りですわw


【第19話】
謎は謎のままだから美しい。
他のアイドルには毅然としているところをなかなか崩さないが、バネP相手にはちょいちょい崩れる可愛い貴音が見所。
超然としていて完全無欠に見えながら、バネPも指摘した通り色々抜けているところがある。そこがまたミステリアスな貴音の魅力。
マイペースで感情とは無縁のようでありながら、実は765プロで一番感情の起伏が激しい少女だったりする。アニメではとても補完しきれないので、お姫ちんに興味を持った人には是非ゲームもやって欲しいところだ。
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・パパラッチは貴音とエルダー社長が偶然出会ったことを知っている。本当に奇跡のような確率で転がり込んできた大ネタだ。しかし自力では何も掴めてないので結構コイツ無能なのではw
・アイドルとの個人面談に使われる社長室。バネPは必ずアイドルを社長の椅子に座らせる。
・「目を離したら、四条さんがどこかに行っちゃうんじゃないか、って・・・」
貴音が移籍するかどうかを疑っている、とは言わない。もちろん誰もそんな負の感情めいた気持ちを抱いているわけではないが、千早にしては気の利いた台詞である。
・「いつか、話せるようになるといいですね・・・」と言っていた秘密は強引に暴かれてしまった。傷口を無理矢理開くように。その痛み、辛さ、貴音には自分のことのように感じただろう。
貴音式投げっぱなしボディスラム。cha73さんのところで解説してたけどとんでもない腕力ですw
・ホウレンソウをキチンとすることは信頼の証。


【第20話】
アイマスの個人シナリオでは最もドラマティックで脚本の作りやすい千早の過去にまつわる話。
だからこそ、よほど丁寧に作らなければテーマも台詞も陳腐化してしまう。
アニメスタッフはどうだったか、それは言うまでもないだろう。
テーマを歌に込めて、歌の歌えなくなった千早に託すという発想。そして千早の歌声よりも笑顔こそを中心に据えたシナリオ。
当時は王道中の王道と言いましたが、それだけでなくアニメ独自の要素も正しく盛り込まれている。もちろん、奇抜な発想でも何でもなくて、それこそ王道ではあるのですが。
キャストも含めた全てのスタッフと、ファンのアイマスに対する愛こそが産み出した奇跡の神回。
君と仲間に、約束。
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・冒頭の1羽で孤独に飛ぶ鳥。千早の心情であり、千早そのものを表している。歌が唄えなくなった千早は、さらに翼が傷ついて飛べなくなった状態と言えるだろう。
・優のCVは千早と同じく今井麻美嬢。これは本人の熱望によるもの。
・「もう一度、みんなの仲間としてやり直そう」素直にそう思えるきっかけをくれる、キャラメル。これは24話へのフラグ。
・プロデューサーと律子が会話をしているシーン、プロデューサーの背中が大きく画面を占めているカットが印象的。反面、弱気な律子は頼りなげに小さく描かれている。
・2回目の訪問時は、千早が出てくれないのを分かっていて春香はドア越しに話を切り出す。魂の会話に距離は関係ない。
・「ほっとけない」ではなく、「ほっとかない」
・あずささんの「さあ、手を」や伊織の「行ってらっしゃい」など、キャラの台詞一言一言に愛が込められている。
特に後半期では出番の少ないとされるあずささんだが、個人的にはこの「さあ、手を」だけで満塁逆転ホームランだと思っている。愛の軽重は決してセリフ量や画面に映った時間だけで測るものじゃない。ちあキングの渾身の一言だけでも、全ては報われるのだ。
・「765プロ、ファイトー!」→わぁぁぁぁと歓声で繋がる流れが最高に好き。
・2サビの直前、全員がマイクを下ろして前を向いている。千早を信じて。


【第21話】
新しい翼を得て飛び立つ歌姫。その姿を優しく見守る小鳥。
新曲だけが新展開の手段じゃない、すでに構築された既成概念だって覆してみせる。アイマスの可能性を見せつけられるような一話でした。
さらに961プロとの決着を迎え、アイマスかくあるべしというゲームでは最後に描かれる展開。すなわち、これ以降は原作組にとっても完全に未知の領域。新鮮な期待にwktkが抑え切れませんでした。
小鳥さんが人前で歌うという珍しい姿(そもそも原作では人前で歌うのは苦手だと言っていたような)もキチンと描かれて、数少なくとも確かに存在する小鳥さんファンは一日千秋の思いでこの時を待っていたことでしょう。
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・音楽を聞いて集中している千早のシーン。全員が千早に目を向けている。
・曲データについて961プロの妨害であることはみんな薄々分かっていると思うんですが、誰もそれを言い出さない。そんなことを言い出しても意味が無いことは全員分かりきっているからだ。
そして音響担当の良心に賭けて必死に頭を下げるバネP。前向きに生っすかのライブ版の構成を考える全員。無策と言えば無策であり、961のやり口に対抗する方法考えるのが確実な手段であるのは間違いない。でもそれは「765プロ」の否定に繋がってしまう。
冬馬ではないが、765プロは本当にアイドルとしての実力だけでぶつかっていけるのだ。
・みんなに心配されるあまりお客様扱いされていた千早だが、春香に助けられて一歩を踏み出す。でも、みんなその一歩を待っていた。
・「私を笑いに来たのか?」はちょっと弱気なのに、高木社長と話しているうちに段々元気になっていく黒井社長であった。
・黒井社長は高木社長の最後の言葉を否定しなかった。実際にそれで敗北したのだから何も言えないだろうが、いずれ分かり合える時が来るかも・・・しれない。


【第22話】
分かりやすく5話の対比となっていた22話。
しかし今度の全員回はこれまた分かりやすいフラグ埋め込みで、視聴者の心をスッキリ晴れ渡らせたりはしません。スタッフは鬼だなぁ・・・。
もし前半期、後半期で季節が逆転していれば、もっと派手で楽しいクリスマス回を見ることができたかもしれません。アニマス2では是非!(ぉ
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・15話のように誤魔化すことすらしなくなったハニー発言。大丈夫なのだろうか。それこそ悪徳記者に好き勝手書かれそうなものだがw
・「私の原点はここにあるから」春香にとっては嬉しい台詞だろう。とれだけ大きく羽ばたいても、千早は戻ってきてくれると言っているのだから。
・楽しいパーティの途中なのに窓の外を眺めていた真美。落書きをしながら待っていたところ見るとそれなりの時間窓に張り付いていたのだろう。それほど竜宮小町を、亜美を待っていたのだ。
本当に楽しいのは、2人でいるときだから。
・この時点ですでに千早は春香の心情を理解していたことが伺える。せめて海外レコーディングがなければあんなことには・・・。


【第23話】
辛い。あまりにも見直すのが辛かった23話。
765プロはどんなに酷い目にあっても、春香さんさえ笑顔ならきっと何とかなる。そんな気にさせられていたのはアイドルたちだけでなく視聴者にとってもそうでしょう。
22話かけて何度もそれを描くことによって、半ば刷り込みのように生み出された共通認識。
じゃあ、その春香の笑顔が失われてしまったら?
・・・どこにでもいるような普通の少女、天海春香が765プロアイドルの中心的存在であること、その理由、再認識させられる思いでした。
最後のバネP転落を除いては、別に何か特別不幸なことがあった訳じゃない。誰かとの関係が壊れたり、誰かが死んだりした訳じゃない。それなのに春香の心が傷ついていく様を巧みに描いた演出は出色の出来。
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・1回も転ばなかったのが奇跡だと言っているが、そもそも後半期の春香は転んでいるシーンが殆ど無い。これも成長か。
・レッスン場であずささんに駆け寄るマイラバー雪歩。真ちゃんに着いて行くって言い出すかと思ったw
・雪歩はテレビの生放送後「今日は失敗しなかったよ」と言っていた。春香と同じように奇跡が起こったか(酷
いつもはちょいちょい失敗していたのか?ステージ上での暴走を失敗と捉えている可能性もあるが。
・「美希頑張ってるよ?ね、春香!」と美希が話かけるシーン、美希が春香の元気のない反応に一瞬?を浮かべたような顔をしている。
・ひょっとしたらバネPは春香を綺麗に引き上げることができたかもしれない。でも、もし失敗すれば2人とも落ちてしまう。だから春香だけは絶対に助けられるようバネPは全力で春香を突き飛ばし、身代わりになって落ちることを選んだのかな、と。


【第24話】
夢とは、アイドルとは。
ゲームでもある悩みを抱えることになる春香さんですが、アニマスではもっともっと根本的なテーマに踏み込んできました。
原作たるゲームを超え、新しいアイマスの世界が開けた珠玉の一話。
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・街中を俯きがちに早足で歩く春香さん。メガネをかけるのを忘れるほど、尋常ではない様子。
・公園で子供たちと歌う春香さん。春香が歌を好きになったきっかけは、子供の頃公園で歌の上手なお姉さんと一緒に歌っていたからである。原作組には感涙モノの演出。
・頑張らなきゃ、で突っ走っていた春香さんが1stライブの地に立ち返る流れは、美希の台詞とシンクロしている。
あの時を思い返して「あの楽しい日々はどこへ・・・」と嘆くのではなく、楽しかった思い出こそが仲間を信じる力になることを思い出した。
・OP映像に繋がるカットでやっぱり出てきた天を指さしている男がやけに目立つ。やっぱり天の道を往き総てを司るのだろうか。
・春香への呼びかけを生放送で打ったあと、アイドルたちはみんな事務所の外で待っていた。真冬の寒空の下だろうと関係ない。春香が来ることを信じていたから。


【第25話】
もはや語るべきこともなし。
最高でした。最高の感謝を、皆様へ。
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・響の場合は恋心より寂しんぼ属性発動だろうな。
・団結したガンバスター765プロは無敵だ!
・舞台演出がパーンと弾ける瞬間観客がちゃんとジャンプしている。ここまでファンが作りこまれたアニメは滅多に無いw
・「俺も、みんなも、まだこれからです」俺も、か。バネPは凄いな・・・。
・実はタイトルが急遽変更となり一悶着あった「いつまでも、どこまでも」。決着は今のところ不明だが、関係者同士が話すことであって外野がとやかく言うことじゃない。ただ、畑さんには悪いが元のタイトルはちょっとないかなーって・・・。
・回想シーンが流れる「いつまでも、どこまでも」。アイマス1であった引退コンサート・季節祭典で今まで溜めた思い出ボムを存分に連発できる仕様を意識したのかもしれない。
・財布を渡すシーンは見たかった。
・ダンボールが片付けられ、綺麗に整頓された千早の部屋。胸にグッとくるものがある。
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【後半期総括】
放送前に一番多く予想されていた「オムニバス形式の楽しい話一辺倒」に近かった前半期と違い、後半期はシリアスな展開が多くありました。
黒歴史化しそうだった木星や竜宮小町の存在を否定せず、むしろ大きくクローズアップしていった勇気には敬意を評したい。
木星の扱いにはやや不満は残るものの、それでもゲームにいるからとりあえず出しとけではなく、ちゃんと一個の存在として扱い役割をもたせる愛の深さが素晴らしい。
我々ファンの鑑として見習うべきではなかろうか。

そして攻守最強の回といえば、やはり強烈な印象の残った20話。
あの13話を超える感動があるのかという薄っすらとした不安を軽く蹴飛ばしてくれました。
ファンとしては24,25話も負けないくらい感動できるお話でしたが、やはり広く万人に受けがいいとなれば20話を於いて他にはない。
アイマスとして、と言うよりアニメとしてずっと語り草になれるであろうエピソードを創り出した監督の才覚と強力なスタッフの連携は素晴らしく、今後十年は見られないものだろう。

アイマスは色々な歴史、色々な転換、色々な展開を繰り返し大きく育ったコンテンツである。
それ故、他作品では類を見ないほど内部で激しい対立構造を抱えているw
ただのアンチとファン、ではなくファン同士で啀み合いが絶えなかったりする。悲しいことだが。
だから、このアニメについても色々思うところはあるだろう。23話、24話あたりは特に。
絶賛だろうと批判だろうと、色々と考える中で『アイドルマスター』とは何なのか、それを見つめ直すきっかけになったのなら、それ自体がこのアニメの価値なんだと思う。
だってみんな結局『アイマス』が、あのアイドルたちが好きなんじゃないか。そうだろ?

もう原作通りのデザインでキャストが変わってなければいいや・・・そんな風に考えていた時期が(ry
人間の欲とは恐ろしいもので、最初はそう思ってても、もっとこうして欲しかった、次は876で、いやいやぷちますを、なんて色々意見も出てきます。
でもアイマス界隈に少し活気と平穏と絆が甦った気がするのです。
期待の何万倍をも上回る、本当に良いアニメでした。

最後に、このアニメを通じてアイマスを知った人には是非ゲームをプレイして貰いたい。
アニメとゲームではまた色々違って敬遠してしまうかもしれないが、ちょっと考えて欲しい。
アイマスはゲームから始まり、このゲームでアイマスを好きになる人が増え、このアニメにこぎ着くことができたのだと。
アニマスが好きになり感動した人であればあるほど、それほどのアニメを作り出す原動力になったゲームに触れてみればきっと見えるものがある。そう断言できます。

アイマス最高!!
それでは。