本文の前に、未視聴地域のプロデューサーさん向けの一口感想。
一人の男が愛する女のために全てを捧げた30分。
初めて一口でまとまったかも。
ネタバレ防止のために本文は続きに格納します。
一人の男が愛する女のために全てを捧げた30分。
初めて一口でまとまったかも。
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第十七話「真、まことの王子様」
また無駄に気合の入った少女漫画をw
突飛なストーリー、印象優先な構図が少女漫画の基本を完璧に押さえています。
実は唯一、第1話からファンの存在が仄めかされていたのが真。
おそらくファンの人数的には他の765プロアイドルと同じでも、1話の時点で記者やカメラを回していたプロデューサーでも聞き及ぶほど熱狂的なファンを獲得していたのは真だけであったと思われます。
それが今や大注目、人気赤マル急上昇(古い?w)の王子様。
当然熱狂的な真ファンも爆発的に増えている様子。
女性人気という点ではジュピターにも引けをとらないというのが物凄いっちゃ凄いw
そう言えば14話でも響が苦労させられたのは真のファンでしたし、「熱狂的なファン」の存在が描かれているのは真だけなんですよね。
それが今回真のテーマと関連して描かれていく大事な要素になっています。
街中に溢れる女性ファンに、真はお忍びで大好きな少女雑誌を買うのも一苦労。
事務所前の待ち伏せにプレゼントを押し付けられながらも、何とか事務所に戻ります。
「本当は王子様じゃなくて、お姫様になりたいんだけどな・・・」
壁の文字は「憧憬」。まさに真が浴び、そして真が求めてやまないものの表れ。
買ってきた少女漫画のアテレコで春香と千早にお姫様への憧れを説いてみせる真ですが、アテレコがヒロインよりやっぱり王子様の方が似合っているのがどうにもw
応援してもらえるのは嬉しいけど、見かけだけじゃなくて自分の女の子らしいところも見て欲しい。
そうボヤく真。複雑な本心です。
「ボーイッシュであることに悩む」女性キャラは古今大勢いましたが、真のように強く王子様を求められて、本人もその人の良さそしてアイドルという立場上それに答えてしまうという複雑なキャラは稀有だと思います。
しかも王子様を求められること自体は嫌がるわけでもない。いい子だよね。
それだけに、真の内面を描き出すのは難しい。
と、真の話の最中に携帯電話に着信があり、浮かない顔で席を立つ千早。
着信相手の名前は「如月千草」。母親でしょうか?名前の設定は初めてだったように思います。
母親の名前をフルネームで登録する少女。
しかし、離婚したのならおそらく旧姓に戻っているのではないでしょうか。
千早の両親に対する想いが垣間見える一瞬です。
千早は今回このままフェードアウト。それを見送るのは、やはり春香。
前回もこれぐらいのさり気なさで伏線を張って欲しかったような・・・。
だんだんヒートアップする真ですが、自分のクール系歯磨き粉CMでクールダウン(その後車のCMでダメ押しの急ブレーキ)してしまうのが見事なギャグになっているw
しかもノンケ(爆)であるはずの春香ですら思わず「カッコいい」と言ってしまう始末。
今度は涙を浮かべて落ち込んでしまいます。
喜怒哀楽の強さ、感情表現の豊かさは響とタメを張る真。ダンスをやっているとこうなるのか。
「春香はどう見られたいのさ?」
「あるでしょ?アイドルとして、どんな風にみんなに思われたいかって」
真から何気に深い質問。今までただ夢に向かって真っ直ぐに頑張ることしか考えていなかった春香には、すぐに答えることが出来ません。
この問い、最後に掛かってくるかもしれないね。
プロデューサーに「最近色っぽくなってきたって評判だぞ」とあっさり誤魔化されてしまう真。
そしてこの全力のω口であるwww単純可愛いwwwww
このシーン、プロデューサーのフォローの入れ方がさり気なくて非常に大人っぽかったし、春香への繋ぎも可愛かった。今話で一番好きなシーンかもしれない。
今日は真がプロデューサーを独り占め・・・ということで、2人で収録現場に向かいます。
これもやっぱり真に王子様として出演依頼が来たもの。
「いいじゃないか、王子様なんて誰にでもなれるもんじゃないぞ」
というプロデューサーの慰めにも顔は浮かないままですが、本番が始まればキッチリ爽やかな真王子。悲しくもプロ意識はばっちりですね。
しかしこの番組、やはりというか何と言うか木星も同時に出演。
だからこそ、プロデューサーが付いて行ったのでしょう。プロデューサーも14話での決意を守るためにちゃんと働いているのです。
ところで異色の経歴を持つキン肉ほにゃららって誰だ。王子か!?あの牛丼王子か!?w
番組本番中、そして終了後にも何かとちょっかいを出してくる木星。羅刹さん子供すぎるぜ。
一度こそ何も話すことはない、と挑発を跳ね返せた真ですが、こちらも悪口に我慢できるほど落ち着いた性格ではなく睨み合いに。
「大体何で勝負するつもりだ?王子様対決か?」
じゃあバーリトゥードで
ほくほく以外は3秒もたないな・・・。
一触即発の状態を諌めたのはプロデューサーでした。
無言で真を背に庇うのはやっぱりカッコいいわ。
「お前たち、いつから低レベルのボウフラ事務所の相手をするようになったんだ?」
と、そこへ乱入する黒井社長。そんなこと言いつつ誰よりも率先して765プロにかまってくれるのが本人なのはお約束。
「おーおー、底辺プロの野良犬はよく吠える」
誰よりもよく喋るのは(ry
黒井社長の暴言を目の前で見ても何とも思わず、さらに黒井社長が何してようが関係ないからとにかく実力勝負でかかってこい!などとメチャクチャを抜かす冬馬w
まあ、木星の悪たる部分があるとすれば間違いなくコレですよね。
本当は良い奴、と言うよりまだガキなんだと思います。良くも悪くも。
うーん、いやしかし、あの悪態を目の前で見せつけられたら普通引くよ・・・?子安さんの名演技のおかげで、こちら側には何とかお笑い要素として伝わるのですが。
収録を終え、気晴らしにゲームセンターへ繰り出す真とプロデューサー。
ここでゲーセンというチョイスが意外だったが、なかなか新鮮である。
やたら動きがリアルなタイムクライシス4(しかし何故かゾンビゲーw)を2人でプレイ。
また熱くなった真はがむしゃらに銃を撃ち続けます。
「何で、何でくるのさっ!?撃ってんのに、撃ってんのに!」
現実と理想とのギャップ、そして木星。理不尽に立ちふさがる壁に対するやり場のない怒り。
リロードも忘れてトリガーを引き続ける真を優しくフォローしてやるプロデューサー。
現状の2人の活動をそのままに表したような描写。ああ、こういうのいいね。
「ん!」
それをムスっとして受け取ろうとする真。
いやはやこれは可愛い、可愛すぎるw
宏美さん(中の人)が渾身の演技と仰っていただけのことはある。
しかも奪い返すのではなく、プロデューサーの指示をちゃんと聞いて「分かってますよそれくらい!」と言わんばかりの表情。プロデューサーへの信頼も見て取れる。
ゲーセンの描写も細かいなぁ。背景のゲームが全部ナムコ製なのはお約束w
「父さんがピコピコなんてやってたら軟弱になるー、とか言って」
・・・すいませんピコピコやり続けてもう20年以上、立派な軟弱BOYですいません。
そのおかげで天使に会えたよ!(゚∀゚)
ゲームオーバーになってしまった真と違い、あっさりゲームをクリアしていくプロデューサー。
むぅ、AC北斗でバスケをするバネPか・・・悪くないな(ぇ
「なんか、男の人って感じ!」
うむ。分かる、分かるぞ真。
真はそのままプロデューサーを連れ回します。
まずはカジュアルショップでスカートを購入。
15話のようなとんでもコーディネートではなく、ズボンだけを切り替えた地味目なタイトスカート。
しかし上の服にはよく似合っています。8話で美希に褒められたように、最初からある程度決まっていればそれに似合う衣装を選ぶセンスはある。女の子ですからー。
しかし珍しくスカートを履いただけで女の子度が超アップ!とか思っちゃうのが真の悲しさよ。
まあ、そこが可愛いんですけど。
BGMは『自転車』!好きだああああああああああ!!
真の憧れそのものの、涼風の中を自転車で駆け抜けるような爽やかな恋愛ソングです。
プロデューサーに女の子扱いしてもらうために『デート』と称して遊園地で遊ぶ2人。
しかし乗るのはジェットコースター、パンチングマシーン、ウォーターフォール・・・。
せっかくのプリクラもお遊びにしてしまう辺り、12話の美希とは雲泥の差である。
あとコーヒーカップを全力で回す女子がいるか!w
見た目より、そういう所が女の子らしく見てもらえない原因なのだが本人には分かっていない。
何分本人が本当に楽しそうなので指摘するのも難しい所である。
「菊地真、白昼堂々と遊園地デート!何て週刊誌に書かれたりして!」
「おいおい・・・、そうなったら、俺はファンから追い回されるよ」
「大丈夫です。その時はボクがプロデューサーを担いで、全力で逃げてあげますから」
その物言いが根っからの王子様だw
ふと、転んでしまった娘を優しくあやす父親の姿を見て、真は複雑な表情。
真が性根から男っぽくなってしまったのは父親の教育の影響も大きいでしょう。
かつての真の夢は、父から女の子扱いしてもらうこと、だったかもしれないですね。
可愛い女の子になることを夢見てアイドルになったはずなのに!
と、そんな怒りをぶつけて手に入れたのは可愛いぬいぐるみ。
それだけですっかり上機嫌になってしまう真であった。
そこへ遭遇したのは何ともレトロな「ヤンキーの肩にぶつかった女の子がイチャモンつけられてる」場面。
そもそもこのヤンキーどもは何で遊園地なんかにいるんだw
ヤンキーの見た目といい間抜けなセリフ回しといい、ガイナが好きそうなキャラだなぁ。
正義感の強い真が悪事を見過ごせるはずもなく、プロデューサーの制止も聞かずに飛び出します。
それに大興奮したのは、「憧れの真王子様」を目の当たりにした女の子たちの方。
ミーハーな女の子に挟まれて身動きがとれないところに襲いかかるヤンキー。
助走をつけて殴りかかった拳を顔面で受け止めたのは、プロデューサーでした。
結局真に気づいた女性ファンが大挙して押し寄せ、その場は有耶無耶に。(担いで逃げたのか?w)
ぬいぐるみにプロデューサーの膝枕をさせてましたが、自分でやらないから女子力上がらないんだよまこちん!( ゚д゚)
「ごめんなさい、プロデューサー。ボクが、軽率でした・・・」
「まったくだ。やられることは無いと思うが、顔に怪我でもしたら大変だぞ」
「ですよね・・・ボク、アイドルなのに」
「・・・だけじゃなくて。女の子としてさ」
何故だろう、この辺から錦織監督の妄想炸裂としか思えないw
自分が夢を見るのも素敵なことだけど、誰かに夢を見せることも真の大切な仕事である。
それは、アイドルだから。
真が夢見るように、どこかの誰かも同じようにお姫様になりたいのだとしたら、それを叶えてあげるのもアイドルの役目。
そしてそれは、”誰にでもなれるもんじゃない”。
だからきっと、素敵なことなんだ。
プロデューサーは、そう優しく諭します。
あえてパフェコミュなどと揶揄する必要もなく、まさに事の本質をズバリと言い当てているかと。
最後にプロデューサーは、真と一緒にメリーゴーラウンドへ。
反射的に白馬に乗ろうとしてしまうあたり、本当に王子様根性が身についているw
プロデューサーに導かれて、馬車の方へと乗り込む真。
「では、あなたが王子様になって、白馬に乗って下さいませ」
「え、俺が?」
「だって、他にいないんだもん。今日だけは我慢してあげますから」
監督の妄s
馬車の小窓から覗くのは、お姫様だけが見ることの出来る景色。
キラキラと輝く舞台と、少し頼りない王子様。
フワフワの従者を膝に抱え、王子様のようなお姫様は、幸せな気持ちをしまい込むように目を閉じるのでした。
事務所に戻り、美希亜美真美に遊園地でデートをしてきたと得意げに告げる真。
美希の反応で上手くプロデューサーへの恋心を否定させています。否定と言ってもゼロではなく、真クンに対する親愛の情と同程度、と考えるのが正しいか。
プロデューサーのお陰で、「王子様」という役に真剣に向きあう決意ができた真。
アイドルとして一歩成長することができたことでしょう。
「お姫様は、もういいのか?」
「そりゃ、憧れますけど・・・。でも、いつか誰かたった一人、ボクのことをちゃんと女の子扱いしてくれる人が現れるなら」
「今は、これでいいんです」
・・・さて、今回、と言うかほぼ最初期から真を"女の子”として扱っている男性が一人いるわけですが。
いつになったら気付くことでしょうかw
大きな壁を乗り越えた真ですが、女の子になる夢を捨てたわけではなく。
「スカート王子なんてどうでしょう」と食い下がってみるものの即却下。
しかし、その顔には晴れ晴れとした笑顔が浮かんでいるのでした。
ところでその番組、もっとピッタリなアイドルが1人いるようなry
EDは新曲「チアリングレター」!!
弱気になった誰かに贈る応援の歌。そして、自分自身へと向けた励ましの歌。
今までの持ち曲にはなかった新境地です。
そして錦織監督渾身の絵コンテ・レイアウト・原画!
俺に任せろ、いや俺以外には絶対にやらせんという気合を感じます。
もうこれは100%監督の趣味だよねwwww
さて次回予告。
律子回きたあああああああああああああああああああああ!!ブンケイP大勝利!!
予想するに伊織、あずささんが病気で倒れて代打俺な感じでしょうか。
伊織と同じ構図でソファに倒れているのが気になる。
次回、「たくさんの、いっぱい」
もうなんか次回予告見てるだけで涙出てきた。
律子がアイドルを頑張る姿って何か胸に刺さってしょうがないわ。
無論、あまりいい意味ではないんですけども。
律っちゃんがアイドルやってるだけで感動するくらい、現状のプロデューサー扱いに不満があるということなので・・・。
プロデューサーとして頑張る律っちゃんも当然素敵なのですが、こういう時にやはり俺の中ではまだアイドルなんだなって思います。
以下蛇足。
さて、真の魅力をたっぷり詰め込んだ17話ですが、実は私はそれほど高く評価していません。
いや、すごく良かった。すごく良かったのに何でだろう・・・?
真回ってことで遠慮無くハードルを上げていたせいかもしれませんw
放送終了直後は16話とそれほど差は無いかな、というのが正直な感想でした。
減点計算だと16話は粗が目立ちますが、加点計算だとほぼ同じではないかと。
まず、前回と同じく脚本に少々難有りでした。(同じ人ですが)
千早の絡め方がさり気なく良かった反面、木星の使い方が悪かった気がします。主題に絡めない割には妙に出番も長かったですし、慣れているはずの自分でも今回の961プロにはイラッ☆と来ました。
いっそ事務所と遊園地のシーンだけで良かったのでは・・・。
ゲームセンターで木星についてではなく何故か王子様扱いへの不満に怒りがすり変わっていましたのも疑問。木星関連を引っ張ると、今回のテーマに触れられないから?
ヤンキーが出てくるシーンのgdgd感とお粗末さも、前回と同じような稚拙さを感じました。
16話と差があるとすれば、やはり監督がグロスで呼び込んだトリガーの力でしょうか。特にコンテ・演出の柴田由香さんが凄い。
監督の意図する通り、真の可愛さをバッチリ見せつけるようなカットが色んな手法で描かれていました。
そこにすしおさんらしいアクションが綺麗に合わさっている。見事でした。
あ、脚本だけが悪いと言いたいわけではないので、そこは悪しからず。
ただ、そうした表面的な可愛さに目を奪われて、前回の響も響らしい可愛さが描かれていたのになかった事にしてしまうのは勿体無いかなって。
「一緒にいたい」の一言に込められたぬーの演技も心打たれた。成長したなぁ、と。
響は不憫とか言いつつ、とりあえず16話をsageて17話をageてればいいやみたいな考え方が、一番響を貶めてしまうので自戒せにゃならんよと。そう言いたいのです。わんわん。
それでは。
また無駄に気合の入った少女漫画をw
突飛なストーリー、印象優先な構図が少女漫画の基本を完璧に押さえています。
実は唯一、第1話からファンの存在が仄めかされていたのが真。
おそらくファンの人数的には他の765プロアイドルと同じでも、1話の時点で記者やカメラを回していたプロデューサーでも聞き及ぶほど熱狂的なファンを獲得していたのは真だけであったと思われます。
それが今や大注目、人気赤マル急上昇(古い?w)の王子様。
当然熱狂的な真ファンも爆発的に増えている様子。
女性人気という点ではジュピターにも引けをとらないというのが物凄いっちゃ凄いw
そう言えば14話でも響が苦労させられたのは真のファンでしたし、「熱狂的なファン」の存在が描かれているのは真だけなんですよね。
それが今回真のテーマと関連して描かれていく大事な要素になっています。
街中に溢れる女性ファンに、真はお忍びで大好きな少女雑誌を買うのも一苦労。
事務所前の待ち伏せにプレゼントを押し付けられながらも、何とか事務所に戻ります。
「本当は王子様じゃなくて、お姫様になりたいんだけどな・・・」
壁の文字は「憧憬」。まさに真が浴び、そして真が求めてやまないものの表れ。
買ってきた少女漫画のアテレコで春香と千早にお姫様への憧れを説いてみせる真ですが、アテレコがヒロインよりやっぱり王子様の方が似合っているのがどうにもw
応援してもらえるのは嬉しいけど、見かけだけじゃなくて自分の女の子らしいところも見て欲しい。
そうボヤく真。複雑な本心です。
「ボーイッシュであることに悩む」女性キャラは古今大勢いましたが、真のように強く王子様を求められて、本人もその人の良さそしてアイドルという立場上それに答えてしまうという複雑なキャラは稀有だと思います。
しかも王子様を求められること自体は嫌がるわけでもない。いい子だよね。
それだけに、真の内面を描き出すのは難しい。
と、真の話の最中に携帯電話に着信があり、浮かない顔で席を立つ千早。
着信相手の名前は「如月千草」。母親でしょうか?名前の設定は初めてだったように思います。
母親の名前をフルネームで登録する少女。
しかし、離婚したのならおそらく旧姓に戻っているのではないでしょうか。
千早の両親に対する想いが垣間見える一瞬です。
千早は今回このままフェードアウト。それを見送るのは、やはり春香。
前回もこれぐらいのさり気なさで伏線を張って欲しかったような・・・。
だんだんヒートアップする真ですが、自分のクール系歯磨き粉CMでクールダウン(その後車のCMでダメ押しの急ブレーキ)してしまうのが見事なギャグになっているw
しかもノンケ(爆)であるはずの春香ですら思わず「カッコいい」と言ってしまう始末。
今度は涙を浮かべて落ち込んでしまいます。
喜怒哀楽の強さ、感情表現の豊かさは響とタメを張る真。ダンスをやっているとこうなるのか。
「春香はどう見られたいのさ?」
「あるでしょ?アイドルとして、どんな風にみんなに思われたいかって」
真から何気に深い質問。今までただ夢に向かって真っ直ぐに頑張ることしか考えていなかった春香には、すぐに答えることが出来ません。
この問い、最後に掛かってくるかもしれないね。
プロデューサーに「最近色っぽくなってきたって評判だぞ」とあっさり誤魔化されてしまう真。
そしてこの全力のω口であるwww単純可愛いwwwww
このシーン、プロデューサーのフォローの入れ方がさり気なくて非常に大人っぽかったし、春香への繋ぎも可愛かった。今話で一番好きなシーンかもしれない。
今日は真がプロデューサーを独り占め・・・ということで、2人で収録現場に向かいます。
これもやっぱり真に王子様として出演依頼が来たもの。
「いいじゃないか、王子様なんて誰にでもなれるもんじゃないぞ」
というプロデューサーの慰めにも顔は浮かないままですが、本番が始まればキッチリ爽やかな真王子。悲しくもプロ意識はばっちりですね。
しかしこの番組、やはりというか何と言うか木星も同時に出演。
だからこそ、プロデューサーが付いて行ったのでしょう。プロデューサーも14話での決意を守るためにちゃんと働いているのです。
番組本番中、そして終了後にも何かとちょっかいを出してくる木星。羅刹さん子供すぎるぜ。
一度こそ何も話すことはない、と挑発を跳ね返せた真ですが、こちらも悪口に我慢できるほど落ち着いた性格ではなく睨み合いに。
「大体何で勝負するつもりだ?王子様対決か?」
ほくほく以外は3秒もたないな・・・。
一触即発の状態を諌めたのはプロデューサーでした。
無言で真を背に庇うのはやっぱりカッコいいわ。
「お前たち、いつから低レベルのボウフラ事務所の相手をするようになったんだ?」
と、そこへ乱入する黒井社長。そんなこと言いつつ誰よりも率先して765プロにかまってくれるのが本人なのはお約束。
「おーおー、底辺プロの野良犬はよく吠える」
誰よりもよく喋るのは(ry
黒井社長の暴言を目の前で見ても何とも思わず、さらに黒井社長が何してようが関係ないからとにかく実力勝負でかかってこい!などとメチャクチャを抜かす冬馬w
まあ、木星の悪たる部分があるとすれば間違いなくコレですよね。
本当は良い奴、と言うよりまだガキなんだと思います。良くも悪くも。
うーん、いやしかし、あの悪態を目の前で見せつけられたら普通引くよ・・・?子安さんの名演技のおかげで、こちら側には何とかお笑い要素として伝わるのですが。
収録を終え、気晴らしにゲームセンターへ繰り出す真とプロデューサー。
ここでゲーセンというチョイスが意外だったが、なかなか新鮮である。
やたら動きがリアルなタイムクライシス4(しかし何故かゾンビゲーw)を2人でプレイ。
また熱くなった真はがむしゃらに銃を撃ち続けます。
「何で、何でくるのさっ!?撃ってんのに、撃ってんのに!」
現実と理想とのギャップ、そして木星。理不尽に立ちふさがる壁に対するやり場のない怒り。
リロードも忘れてトリガーを引き続ける真を優しくフォローしてやるプロデューサー。
現状の2人の活動をそのままに表したような描写。ああ、こういうのいいね。
「ん!」
それをムスっとして受け取ろうとする真。
いやはやこれは可愛い、可愛すぎるw
宏美さん(中の人)が渾身の演技と仰っていただけのことはある。
しかも奪い返すのではなく、プロデューサーの指示をちゃんと聞いて「分かってますよそれくらい!」と言わんばかりの表情。プロデューサーへの信頼も見て取れる。
ゲーセンの描写も細かいなぁ。背景のゲームが全部ナムコ製なのはお約束w
「父さんがピコピコなんてやってたら軟弱になるー、とか言って」
・・・すいませんピコピコやり続けてもう20年以上、立派な軟弱BOYですいません。
そのおかげで天使に会えたよ!(゚∀゚)
ゲームオーバーになってしまった真と違い、あっさりゲームをクリアしていくプロデューサー。
むぅ、AC北斗でバスケをするバネPか・・・悪くないな(ぇ
「なんか、男の人って感じ!」
うむ。分かる、分かるぞ真。
真はそのままプロデューサーを連れ回します。
まずはカジュアルショップでスカートを購入。
15話のようなとんでもコーディネートではなく、ズボンだけを切り替えた地味目なタイトスカート。
しかし上の服にはよく似合っています。8話で美希に褒められたように、最初からある程度決まっていればそれに似合う衣装を選ぶセンスはある。女の子ですからー。
しかし珍しくスカートを履いただけで女の子度が超アップ!とか思っちゃうのが真の悲しさよ。
まあ、そこが可愛いんですけど。
BGMは『自転車』!好きだああああああああああ!!
真の憧れそのものの、涼風の中を自転車で駆け抜けるような爽やかな恋愛ソングです。
プロデューサーに女の子扱いしてもらうために『デート』と称して遊園地で遊ぶ2人。
しかし乗るのはジェットコースター、パンチングマシーン、ウォーターフォール・・・。
せっかくのプリクラもお遊びにしてしまう辺り、12話の美希とは雲泥の差である。
あとコーヒーカップを全力で回す女子がいるか!w
見た目より、そういう所が女の子らしく見てもらえない原因なのだが本人には分かっていない。
何分本人が本当に楽しそうなので指摘するのも難しい所である。
「菊地真、白昼堂々と遊園地デート!何て週刊誌に書かれたりして!」
「おいおい・・・、そうなったら、俺はファンから追い回されるよ」
「大丈夫です。その時はボクがプロデューサーを担いで、全力で逃げてあげますから」
その物言いが根っからの王子様だw
ふと、転んでしまった娘を優しくあやす父親の姿を見て、真は複雑な表情。
真が性根から男っぽくなってしまったのは父親の教育の影響も大きいでしょう。
かつての真の夢は、父から女の子扱いしてもらうこと、だったかもしれないですね。
可愛い女の子になることを夢見てアイドルになったはずなのに!
と、そんな怒りをぶつけて手に入れたのは可愛いぬいぐるみ。
それだけですっかり上機嫌になってしまう真であった。
そこへ遭遇したのは何ともレトロな「ヤンキーの肩にぶつかった女の子がイチャモンつけられてる」場面。
そもそもこのヤンキーどもは何で遊園地なんかにいるんだw
ヤンキーの見た目といい間抜けなセリフ回しといい、ガイナが好きそうなキャラだなぁ。
正義感の強い真が悪事を見過ごせるはずもなく、プロデューサーの制止も聞かずに飛び出します。
それに大興奮したのは、「憧れの真王子様」を目の当たりにした女の子たちの方。
ミーハーな女の子に挟まれて身動きがとれないところに襲いかかるヤンキー。
助走をつけて殴りかかった拳を顔面で受け止めたのは、プロデューサーでした。
結局真に気づいた女性ファンが大挙して押し寄せ、その場は有耶無耶に。(担いで逃げたのか?w)
ぬいぐるみにプロデューサーの膝枕をさせてましたが、自分でやらないから女子力上がらないんだよまこちん!( ゚д゚)
「ごめんなさい、プロデューサー。ボクが、軽率でした・・・」
「まったくだ。やられることは無いと思うが、顔に怪我でもしたら大変だぞ」
「ですよね・・・ボク、アイドルなのに」
「・・・だけじゃなくて。女の子としてさ」
何故だろう、この辺から錦織監督の妄想炸裂としか思えないw
自分が夢を見るのも素敵なことだけど、誰かに夢を見せることも真の大切な仕事である。
それは、アイドルだから。
真が夢見るように、どこかの誰かも同じようにお姫様になりたいのだとしたら、それを叶えてあげるのもアイドルの役目。
そしてそれは、”誰にでもなれるもんじゃない”。
だからきっと、素敵なことなんだ。
プロデューサーは、そう優しく諭します。
あえてパフェコミュなどと揶揄する必要もなく、まさに事の本質をズバリと言い当てているかと。
最後にプロデューサーは、真と一緒にメリーゴーラウンドへ。
反射的に白馬に乗ろうとしてしまうあたり、本当に王子様根性が身についているw
プロデューサーに導かれて、馬車の方へと乗り込む真。
「では、あなたが王子様になって、白馬に乗って下さいませ」
「え、俺が?」
「だって、他にいないんだもん。今日だけは我慢してあげますから」
馬車の小窓から覗くのは、お姫様だけが見ることの出来る景色。
キラキラと輝く舞台と、少し頼りない王子様。
フワフワの従者を膝に抱え、王子様のようなお姫様は、幸せな気持ちをしまい込むように目を閉じるのでした。
事務所に戻り、美希亜美真美に遊園地でデートをしてきたと得意げに告げる真。
美希の反応で上手くプロデューサーへの恋心を否定させています。否定と言ってもゼロではなく、真クンに対する親愛の情と同程度、と考えるのが正しいか。
プロデューサーのお陰で、「王子様」という役に真剣に向きあう決意ができた真。
アイドルとして一歩成長することができたことでしょう。
「お姫様は、もういいのか?」
「そりゃ、憧れますけど・・・。でも、いつか誰かたった一人、ボクのことをちゃんと女の子扱いしてくれる人が現れるなら」
「今は、これでいいんです」
・・・さて、今回、と言うかほぼ最初期から真を"女の子”として扱っている男性が一人いるわけですが。
いつになったら気付くことでしょうかw
大きな壁を乗り越えた真ですが、女の子になる夢を捨てたわけではなく。
「スカート王子なんてどうでしょう」と食い下がってみるものの即却下。
しかし、その顔には晴れ晴れとした笑顔が浮かんでいるのでした。
EDは新曲「チアリングレター」!!
弱気になった誰かに贈る応援の歌。そして、自分自身へと向けた励ましの歌。
今までの持ち曲にはなかった新境地です。
そして錦織監督渾身の絵コンテ・レイアウト・原画!
俺に任せろ、いや俺以外には絶対にやらせんという気合を感じます。
もうこれは100%監督の趣味だよねwwww
さて次回予告。
律子回きたあああああああああああああああああああああ!!ブンケイP大勝利!!
予想するに伊織、あずささんが病気で倒れて代打俺な感じでしょうか。
伊織と同じ構図でソファに倒れているのが気になる。
次回、「たくさんの、いっぱい」
もうなんか次回予告見てるだけで涙出てきた。
律子がアイドルを頑張る姿って何か胸に刺さってしょうがないわ。
無論、あまりいい意味ではないんですけども。
律っちゃんがアイドルやってるだけで感動するくらい、現状のプロデューサー扱いに不満があるということなので・・・。
プロデューサーとして頑張る律っちゃんも当然素敵なのですが、こういう時にやはり俺の中ではまだアイドルなんだなって思います。
以下蛇足。
さて、真の魅力をたっぷり詰め込んだ17話ですが、実は私はそれほど高く評価していません。
いや、すごく良かった。すごく良かったのに何でだろう・・・?
真回ってことで遠慮無くハードルを上げていたせいかもしれませんw
放送終了直後は16話とそれほど差は無いかな、というのが正直な感想でした。
減点計算だと16話は粗が目立ちますが、加点計算だとほぼ同じではないかと。
まず、前回と同じく脚本に少々難有りでした。(同じ人ですが)
千早の絡め方がさり気なく良かった反面、木星の使い方が悪かった気がします。主題に絡めない割には妙に出番も長かったですし、慣れているはずの自分でも今回の961プロにはイラッ☆と来ました。
いっそ事務所と遊園地のシーンだけで良かったのでは・・・。
ゲームセンターで木星についてではなく何故か王子様扱いへの不満に怒りがすり変わっていましたのも疑問。木星関連を引っ張ると、今回のテーマに触れられないから?
ヤンキーが出てくるシーンのgdgd感とお粗末さも、前回と同じような稚拙さを感じました。
16話と差があるとすれば、やはり監督がグロスで呼び込んだトリガーの力でしょうか。特にコンテ・演出の柴田由香さんが凄い。
監督の意図する通り、真の可愛さをバッチリ見せつけるようなカットが色んな手法で描かれていました。
そこにすしおさんらしいアクションが綺麗に合わさっている。見事でした。
あ、脚本だけが悪いと言いたいわけではないので、そこは悪しからず。
ただ、そうした表面的な可愛さに目を奪われて、前回の響も響らしい可愛さが描かれていたのになかった事にしてしまうのは勿体無いかなって。
「一緒にいたい」の一言に込められたぬーの演技も心打たれた。成長したなぁ、と。
響は不憫とか言いつつ、とりあえず16話をsageて17話をageてればいいやみたいな考え方が、一番響を貶めてしまうので自戒せにゃならんよと。そう言いたいのです。わんわん。
それでは。
しかし今回は監督を筆頭に、木星の中の御三方もマコトスキーであったが故に、ある意味「愛」に溢れた収録現場であったことでしょう。なのに、なのに何故、今回は美希が登場して雪歩が登場しなかったのでしょうか? もはや「ゆきまこ」は定番過ぎるゆえの過去の遺物なのでしょうか? 否(ナイン)! 断じて否である!!(以下、長くなるので割愛w)
で、次は律子回ですか……ふむ……ヒャッホーイ!1!